都会の片隅で一人暮らし。おしゃべりが苦手で人付き合いがうまく出来ず、孤独を紛らわせるために援交をするオンナのコ。出会い系で交渉して自宅に招く。見知らぬ男の肌のぬくもりを感じ、セックスによって唯一感情を出せる、そんな行為をしている間だけが幸せの時間。こんな切ないオンナのコの日常を描いた作品。出演するのは、初美沙希ちゃん。いつものほんわかした表情とは違う、複雑な眼差しと薄幸そうな笑顔。とてもはまってます。若い男を部屋に招き、かみ合わない会話と気まずい沈黙。そんな状況を一変させる金銭の授受。そして代金をもらうとおもむろに男の服を脱がせてシャワー室へ案内する沙希ちゃん。自らも裸となり男の体を洗いつつ愛撫を始める。寂しさを紛らわすためとお金のためだけに、彼氏のいた事のないオンナのコが素肌を晒し、それどころか積極的に男の体やアソコを舐めまわす従順な娼婦と化す。背徳的な行為ではあるが、地味だった自分が唯一解放できる瞬間であり幸せな空間でもある。何が正義で何が幸せなのか。そんな哲学的な事が頭を掠めつつチ○コは既にビンビンになっちゃいます。部屋に戻るとおもむろにキッチンで即入れ立ちバック。突かれるたびに大きく揺れる乳房、次第に大きくなっていく喘ぎ声、そしてそのキッチンという性とは一見無関係に思える空間での男女の行為がとてもそそります。ベッドに移動して本格的に開始。舐めるのが好き、とまるで恋人にするかのような濃厚なフェラ、そしてタマ舐め。そして激しいセックスへ突入します。セックスのときだけ素直に自分を表現できるオンナのコが素直に感じる姿がいやらしくもあり哀しくもあり。そして今度は年配のオジさんが相手。ちょっと変態なオジさんは、シャワーを浴びてない沙希ちゃんの脇の匂いを堪能。沙希ちゃんを一方的に裸にさせて体中を観察し辱める。が、しかし反応してしまうカラダ、すっかりアソコはビショビショに。電マや手マンで床に垂れ流した液を、犬のように舌で拭う事を命令するオジさんに素直に従う沙希ちゃん。激しく●されまくり感涙の喘ぎを上げる。当作品監督は、日常の物悲しさや乾いた都会での孤独を撮らせると抜群のセンスを発揮する嵐山みちる監督。セックス途中で、「ぎゅっとして下さい・・・」と抱擁を求める孤独なオンナのコの姿。かたや、作中唐突に流れ出るアップテンポの曲にのって渋谷の街をノリノリで闊歩するオンナのコの姿。現実と願望の交差、この対比が観ていて胸をキュンとさせます。ラスト、援交申し込みのラインの着信音が鳴るたび、寂しげに、しかし嬉しそうでもある複雑な笑顔を浮かべる沙希ちゃんの表情は一見の価値アリです。現代の切ないオンナのコの姿をつづった切なくもいやらしいドラマ、ぜひご覧下さい。